平成29年度
富
富
士
士
宮
宮
市
市
教
教
育
育
委
委
員
員
会
会
自
自
己
己
点
点
検
検
・
・
評
評
価
価
報
報
告
告
書
書
(平成28年度実施事業対象)
平成29年11月
この報告書は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律(昭和31年法律第
162号)第26条の規定に基づき、平成28年度の富士宮市教育委員会の権限に
属する事務の管理及び執行の状況について行った点検及び評価の結果をまとめたも
のである。
平成29年11月
富士宮市教育委員会
教育長
池
谷
眞
德
委
員
三 宅 け い 子
委
員
牧
野
利
一
委
員
望
月
麻
里
目
次
Ⅰ
はじめに
...
1
1
趣旨
...
1
2
点検・評価の対象
...
1
3
点検・評価の方法
...
1
4
自己点検・評価シートの構成
...
2
Ⅱ
富士宮市教育委員会の自己点検・評価
...
3
(富士宮市教育委員会の自己点検・評価シート)
Ⅲ
学識経験者の意見
...
14
Ⅳ
学識経験者の総合所見
...
26
Ⅴ
総合評価(自己点検・評価を終えて)
...
30
-1-
Ⅰ はじめに
平成19年の地方教育行政の組織及び運営に関する法律(以下Ⅰにおいて「地教行法」
という。)の一部改正により、「教育委員会は、毎年、その権限に属する事務の管理及び執
行の状況について点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成して議会に提出す
るとともに、公表しなければならない」こととされています。
今回の点検・評価は、昨年度と同様、教育委員会の行う事業の体系と内容、前年度の事
業実績については、別途公開している平成28年度及び平成29年度「富士宮の教育」並
びに平成28年度「決算に係る主要施策の成果に関する報告書」を御参照願うこととし、
本報告書には掲載していません。また、点検・評価を行うに当たっては、学識経験者の皆
さんに、教育委員会の自己点検・評価の案などをお示しした上で御意見を頂き、それを参
考にさせていただきながら、教育委員自らの点検・評価を行いました。
平成28年度は、念願の新学校給食センターが完成。また、首長と教育委員会との連携
を強化し、より一層民意を反映した教育行政を推進するための総合教育会議を2回開催し
ました。第1回目の会議では、教育の振興に関する施策の大綱などについて協議を行い、
新たな大綱を策定、第2回目の会議では英語教育の充実、教職員の多忙化の解消について
協議を行い相互連携の強化を図りました。こうして迎えた平成29年度は、新学校給食セ
ンターが供用開始し、安全で安心な給食を提供、給食内容の更なる充実はもとより子ども
たちの健康づくりのための食育の推進、第19回を迎える富士山学習の充実などにも思い
を巡らせながらの今回の点検・評価となっています。
1 趣旨
富士宮市教育委員会は、地教行法第26条の規定に基づき、毎年、その権限に属する主
要な施策や事務事業の取組状況について、政策効果を把握し、その必要性・効率性等の観
点から、自ら点検及び評価を行い、課題や取組の方向性を明らかにすることにより、効果
的な教育行政の一層の推進を図るとともに、この点検及び評価の結果に関する報告書を作
成して市議会に提出し、また、一般に公表することにより、市民に対する説明責任を果た
し、信頼される教育行政を推進しようとするものです。
2 点検・評価の対象
平成28年度に実施した事業
3 点検・評価の方法
点検及び評価の実施に当たっては、平成28年度の事業についてその実施状況を総括す
るとともに、課題や今後の取組の方向性について点検及び評価を行うと同時に、教育に関し
学識経験を有する者の知見活用として、「富士宮市教育事務点検評価委員」の皆さんから御
-2-
富士宮市教育事務点検評価委員名簿
(順不同、敬称略)
氏 名 所 属 等
佐
さ
野
の
真
ま
紀
き
国立大学法人愛知教育大学准教授
石
いし
川
かわ
俊
とし
秋
あき
特定非営利活動法人富士宮市体育協会会長
齋
さい
藤
とう
祐
ひろ
幸
ゆき
静岡県立朝霧野外活動センター副所長
任期:平成28年9月10日から平成30年9月9日まで
4 自己点検・評価シートの構成
教育委員会の事業内容及び事業体系を大きく三つの大項目に区分し、自己点検・評価
シートを構成しています。
⑴ 大項目1 教育委員会の活動
教育委員会という組織の自らの行動、すなわち、教育委員が自ら行う行為・活動を中
心に六つの中項目に分け、点検事項として小項目を設けました。
この大項目内については、評価 ..
というより点検 ..
といった性質が強く、事業実施年度に
おける行為・活動の点検を行うものです。
⑵ 大項目2 教育委員会が管理・執行する事務
地教行法及び富士宮市教育委員会の権限の一部を教育長に委任する規則(昭和47年
富士宮市教育委員会規則第3号)の定めるところにより、教育委員会の権限のうち教育
長に委任せず教育委員会が合議によって定め実施する事項について、教育委員会が自ら
管理・執行する事務として区分し、13の項目に分けて構成しました。
これらの各項目については、教育委員会が計画し実施する性質のものではなく、事象
が発生したときに法律等により実施義務が生じるものであり、⑴の大項目と同様に点検 ..
の性質が強く、事業実施年度における事象の発生状況とその事象への対応状況の点検を
行うものです。
⑶ 大項目3 教育委員会が管理・執行を教育長に委任する事務
教育委員会の職務及び事業から⑴及び⑵に掲げた事項を除いた部分について、管理・
執行を教育長に委任して行う事務としてまとめました。
この部分については、教育基本法(平成18年法律第120号)第17条第2項の規
定に基づき、本市の教育の振興のための施策に関する基本的な計画として策定した「富
士宮市教育振興基本計画」の「第4章 方針及び重点施策」を用いて、1から4までの
各方針ごとの重点施策を点検及び評価の項目としました。
なお、同計画の第5章においては、「重点施策を着実に推進するため、毎年、進捗状況
-3-
Ⅱ
富士宮市教育委員会の自己点検・評価
実 現 A 度← B
C B A →重 要 度
実 現 度
←
→重 要 度 実 現 度←
→重 要 度
実 現 度←
→重 要 度 実 現 度
←
→重 要 度
実 現 度←
→重 要 度
実 現 度
←
→重 要 度
実 現 度
←
→重 要 度
実 現 度
←
→重 要 度 実 現 度←
→重 要 度
教育委員会と首
長との意見交換
会の実施
(教育総務課)
○ 教育委員と市長・副市長との懇談会を実施し、教育行
政に係る諸問題について広く意見を交換した。
○ 教育長と市長との定例会合を毎月1回行うことによ
り、意思の疎通を図った。
(5)
教育委員の自己研
さん
研修会への参加
状況
(教育総務課)
○ 静岡県市町教育委員会連絡協議会が開催する教育委員
研修会(対象者:5人)に3人が参加した。
○静岡県市町教育委員会連絡協議会(対象者:委員長及び
教育長)が開催する研修会に参加した。
(6)
学校及び教育施設
に対する支援・条
件整備
ア
学校訪問
(教育総務課)
○ 市立柚野小・中学校において移動教育委員会を開催
し、小学校の授業を参観するとともに、小・中教職員と
の懇談を行い、現場が抱える課題等についての共通理解
を図った。
イ
所管施設の訪問
(教育総務課)
○ 効果的な衛生管理を構築し、安全で安心な学校給食を
提供するため、4ヶ所に分散している学校給食施設を統
合させた新学校給食センターが平成28年9月に竣工し
た。施設を視察し施設概要等の説明を受けた。 イ
議事録等の公開
広報・広聴活動
の状況
(教育総務課)
○ 平成28年度は、議事録の開示請求はなかった。
○ 定例会の日程、移動教育委員会の様子などを市のホー
ムページに掲載し、会議の開催に関する広報に努めた。
今後は、議事案件の要約版等をホームページに掲載し、
より会議の透明化、市民への情報公開に努めたい。
(3)
教育委員会と事務
局との連携
教育委員会と事
務局との連携
(教育総務課)
○ 教育委員会会議の開催に先立ち議案等を配布し、教育
委員と事務局との打合せ及び情報交換を行った。これに
より、会議の円滑な運営、さらには、意思の疎通にも資
することができた。
1 教
育
委
員
会
の
活
動
(1)
教育委員会の会議
の運営改善
ア
教育委員会会議
の開催回数
(教育総務課)
○ 教育委員会の施策等を審議するため、定例会を毎月1
回開催した。また、臨時会は4回(平成27年度は3回)
開催し、教育行政の基本的な方針、人事案件などについ
て審議した。
イ
教育委員会会議
の運営上の工夫
(教育総務課)
○ 議案を事前配布しその概要等を説明することにより、
各委員の議案等に対する理解度が向上し、会議の効果的
かつ効率的な運営の確保に努めた。
○ 移動教育委員会(10月定例会)を市立柚野小・中学
校において開催し、授業参観及び教職員との懇談を行
い、教育現場の現状把握に努めた。
(2)
教育委員会の会議
の公開、保護者や
地域住民への情報
発信
ア
教育委員会会議
の傍聴者の状況
(教育総務課)
○ 平成28年度における傍聴者数は 19 人(平成27年
度は17人)だった。また、移動教育委員会の際は、学校
関係者にも会議の傍聴を促した。なお、会議は、一部の
人事案件等を除き公開している。
(4)
教育委員会と首長
の連携
富士宮市教育委員会の
自己 点 検・ 評 価シ ー ト
◎ 3段階評価とし、以下の達成状況により評価してい ます。
○ 実現度 A ・・・ 達成又はほぼ達成している。 (おおむね80%以上) 〃 B ・・・ おおむね達成している。 (おおむね40%以上80%未満) 〃 C ・・・ 達成していない。
(おおむね40%未満)
○ 重要度も上記に準じて評価し、該当するマスを塗り つぶしています。
大項目 中 項 目
小 項 目 (主管課)
-4- (13)
指定文化財を指定し、又は解除する
こと。
(文化課)
0 件
○「銅造虚空蔵菩薩像懸仏」「平野のエドヒガンザク
ラ」を市指定文化財に指定するために、平成29年1月24
日付けで文化財保護審議会に諮問した。
○「精進川の大カシワ」の県指定天然記念物(植物)の
指定に対して、平成29年3月13日に県文化財保護審議会
による審議が行われ、同日付けで答申された。(平成29
年3月24日県指定) (11)
校長、教員その他の教育関係職員の
研修の一般方針を定めること。
(学校教育課)
1 件
○「 富士宮市教職員研修指針」を冊子として作成・配布
し、それぞれのライフステージにおいて身に付けるべき
教職員としての資質・能力を明確に示した。また、本市
の教職員研修の在り方、方向性を定めた。
(12)
学齢児童及び生徒の就学すべき学校
の区域を設定し、又はこれを変更す
ること。
(学校教育課)
1 件
○ 北山中学校に特別支援学級(自閉症・情緒障害)を開
設することに伴う特別支援学級等の通学区域の内規の変
更について、小中学校通学区域審議会にこれを諮問し、
決定した。 (9)
教育予算その他議会の議決を経るべ
き議案について意見を申し出るこ
と。 (教育総務課)
9 件
○ 平成28年度においては、予算5件、決算1件、条例
の改正3件について審議を行った。
(10)
教科用図書の採択を行うこと。
(学校教育課)
0 件
○ 平成28年度については、教科用図書の採択はなかっ
た。 (7)
学校教育及び社会教育に関する各種
の委員等の任命及び委嘱をするこ
と。 (教育総務課)
6 件
○ 平成28年度においては、スポーツ推進委員の委嘱、
生涯学習委員会委員の委嘱、学校給食センター運営委員
会委員の委嘱ほか3件の決定を行った。
(8)
地方教育行政の組織及び運営に関す
る法律第26条の規定による点検及
び評価に関すること。
(教育総務課)
右記のとおり
○ 平成27年度の事業について、教育事務点検評価委員
による知見の活用を図りながら自己点検・評価を行い、
その結果に関する報告書を作成した。この報告書は、11
月に市議会に提出するとともに、市のホームページ及び
公共施設で公表した。 (5)
県費負担教職員の任免その他の進退
について内申すること。
(学校教育課)
1 件 ○県費負担教職員の任免等の内申を行った。
(6)
県費負担教職員の服務、監督の一般
方針を定めること。
(学校教育課)
0 件 ○ 平成28年度は、関係規則の改正等はなかった。
3 件
○ 教育委員会事務局処務規則の一部を改正する等の規則
制定ほか2件の改正を行った。
(3)
教育委員会の所管に属する学校その
他の教育機関の設置及び廃止に関す
ること。 (教育総務課)
0 件 ○ 平成28年度はなかった。
(4)
職員の任免を行うこと。
(教育総務課)
10 件
○ 正規職員の退職並びに嘱託員の採用及び退職について
決定を行った。
大項目
項 目 ( 主 管 課 )
実施の状況 備 考
2 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 す る 事 務
(1)
教育に関する事務の管理及び執行の
基本的な方針に関すること。
(教育総務課)
右記のとおり
○ 平成29年度の教育行政の基本的な方針について、教
育委員会2月臨時会にこれを諮り決定した。
(2)
教育委員会規則その他教育委員会の
定める規程の制定又は改廃を行うこ
-5-
目 標 90.0% 93.0% 95.0%
実 績 91.0% 91.8% 91.0%
(4)
生徒指導の充実
(学校教育課)
○ 「富士宮市不登校・いじめ問題対策委員会」を年3回開催し、児童・生
徒の不登校、いじめ問題について、現状把握及び予防対策について話し合
い、各校で取組を行った。
○ 全教職員を対象とした、いじめ問題への取組点検票の見直しを行い設問
を精査し、20項目から12項目にして点検を実施した。
○不登校・いじめ対策研修会において、「新規不登校児童生徒を出さない
ために~初期対応やアプローチの仕方~」との演題で常葉大学の太田正義
講師の講演を聴き、対応や支援の仕方について学んだ。
評 価 指 標 H26 H27 H28
児童生徒の不登校、いじめの
兆候に対しての迅速な対応
目 標 90.0% 93.0% 95.0%
実 績 91.0% 90.3% 91.2%
(3)
道徳教育の充実
(学校教育課)
○ 児童・生徒が良好な人間関係を築き、豊かな心を育てるため、各学校に
おいて、道徳の時間を要として、全教育活動を通した道徳教育の充実に努
めた。
また、市内全体研修会や道徳主任者研修会を開催し、全小・中学校が共
通理解できる場を設けた。
○ 富士宮市道徳資料「富士山をこころに」を活用し、思ったことなどを書
きつづった作品集「子どもたちの体験記」を発刊した。
評 価 指 標 H26 H27 H28
富士宮市道徳資料を活用した
道徳教育の充実
目 標 85.0% 88.0% 90.0%
実 績 86.0% 85.6% 86.1%
(2)
「富士山学習PARTⅡ」の充実
(学校教育課)
○「子どもたちに身に付けたい力」を育むため、「富士山学習PA RTⅡ」
では、単元構想を工夫して、「子どもへの教師のかかわり」に重点を置い
て、授業実践に取り組んだ。
○ 第19回「富士山学習PARTⅡ」発表会では、地域の人・こと・もの
から学んだことが伝わるように、表現方法を工夫して発表を行った。この
ことにより、自分たちの学びを振り返ったり、富士山や地域への想いを更
に高めたりすることができた。
評 価 指 標 H26 H27 H28
「富士山学習PARTⅡ」課
題の追求意欲の継続 「学び合う授業」の充実
目 標 95.0% 96.0% 97.0%
実 績 95.0% 95.2% 95.4%
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
(1)
確かな学力が育つ授業の充実
(学校教育課)
○「確かな学力が育つ授業」の充実を目指し、年2回(6月と11月)の
市内全体研修会において、指導員・研究員が授業を提案し、望ましい授業
のイメージを全小・中学校へ広めた。更に、「市内全体研修会」ととも
に、各学校の研修主任を対象とした研修主任研修会が年3回実施された。
各学校では、研修主任を中心に、推進委員会の提案した市の研究テーマ・
研究構想図等をもとに、自校の子どもの実態を踏まえ、研究テーマ・研究
構想図を作成した。併せて、教育委員会による全小・中学校を対象とした
学校訪問を実施し、市の研究の方向性を踏まえた指導・助言を行った。
評 価 指 標 H26 H27 H28
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針1 確かな学力と心をはぐくむ学校教育の推進
重 点 施 策 ( 主 管 課 )
-6- 特別支援教育の研修の推進
目 標 90.0% 93.0% 95.0%
実 績 91.0% 91.3% 90.3%
96.1%
(7)
特別支援教育の充実
(学校教育課)
○ 担当相談員、保護者と連携し、対象児童・生徒の観察・発達検査、ケー
ス会議などを行い、支援の充実に努めた。校内で支援の方法や留意事項等
共通理解を図り、対象児童・生徒の特性に応じた教育的支援ができるよ
う、学校体制で取り組んだ。また、どの子も参加できるユニバーサルデザ
インを取り入れた生活づくり・授業づくりに各校で取り組んでもらえるよ
うに呼びかけ、各校内で研修を進めた。
また、特別支援教育コーディネーター研修会では、静岡大学の教授を招
き、特別支援教育を深める研修会を実施した。
さらに、富士宮市特別支援委員会においては、対象児童・生徒への対応
について審議し、各学校に意見を付して通知した。
評 価 指 標 H26 H27 H28
H28
教職員の研修の充実
目 標 95.0% 98.0% 99.0%
実 績 97.0% 96.0%
87.0% 87.1% 87.7%
(6)
教職員の資質の向上
(学校教育課)
○ 本市が目指す子ども像「富士山を心に、夢をもって生きる子ども」を育
成するためには、その担い手である教職員の力量に負うところが極めて大
きい。そこで、教職員のそれぞれのライフステージに応じて身に付けるべ
き資質能力(学校組織マネジメント力)を「富士宮市教職員研修指針」に
明確に示し、研修の方向性と在り方を共有化した。これに基づき、法定研
修(初任者研修及び10年経験者研修)に加え、市教委主催の臨時講師研
修、2・3年目教員研修、授業マエストロ継承講座(5年経験者研修)、
研修主任研修、主幹教諭・教務主任研修、管理職(校長・教頭)研修等を
計画的に実施した。
また、全教職員が参加する市内全体研修会を年2回開催し、そのうち第
2回については、「縦の接続」を意識した異校種交流研修を行った。さら
に、8月には、千葉大学教育学部の天笠茂特任教授を講師に招聘し、「カ
リキュラム・マネジメントを実践する-『論点整理』から『中間まとめ』
へ-」を演題に、全教職員参加による教育講演会を開催し、次期学習指導
要領の実施に向けた研修を深めた。
評 価 指 標 H26 H27
評 価 指 標 H26 H27 H28
3色そろった食事の摂取
目 標 85.0%
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針1 確かな学力と心をはぐくむ学校教育の推進
重 点 施 策 ( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
(5)
体力の向上と食育の推進
(学校教育課)
○ 小学5・6年生、中学生を対象に、新体力テストにおける前年度からの
記録の伸びを表彰する「新体力テスト大会」を実施した。また、自己の体
力を分析して、伸ばしたい体力要素を明確にしたり、望ましい生活習慣に
ついて学習したりしている。このことによって、意欲的に体力の向上に取
り組んだり、生活習慣を改善しようとしたりする児童・生徒が増加した。
なお、新体力テストの結果から、小・中学校男女ともに多くの種目で県
の平均値を上回った。
○ 全小・中学校において、栄養教諭を活用した授業を年3回以上行うとと
もに、栄養教諭が作成した「わくわくランチタイムからすぐに使える指導
例」を活用し、給食の時間における指導の充実を図った。
また、「宮っ子オリジナル朝食コンクール」、「親子で作る給食メ
ニューコンクール」などを通して、子どもが食に興味を持てるような取組
を行った。
88.0% 90.0%
実 績
-7-
50.0% 55.0% 60.0%
実 績 51.9% 57.1% 58.6%
(4)
教育相談・指導体制の強化
(社会教育課)
○ 青少年相談センターでは、小・中学生の子どもと保護者を対象にした相
談業務と、16歳から40歳未満の若者を対象にした若者支援の業務に取
り組んだ。小・中学生に対しては、学校訪問を実施したり、保護者との連
携を図ったりして、不登校状態の子どもが相談センター(適応指導教室)
へ通級できるよう促した。また、学校復帰につながるよう、各学校と連絡
を密にし、支援の共通理解を図るとともに、子どもたちの自己肯定感を高
めるための手立てとして、ホースセラピー教室や野菜などの体験的活動も
多く取り入れた。若者支援に関しては、子ども・若者支援協議会におい
て、高等学校やハローワーク、民生委員・児童委員などの各機関との連携
を図り、ニートや引きこもりに対する若者の社会復帰への支援を行えるよ
う努めた。
評 価 指 標 H26 H27 H28
適応指導教室通級者の学校復
帰の割合
目 標 声掛け運動参加者数
目 標 12,500人 12,900人 13,300人
実 績 12,832人 13,343人 14,139人
91.0% 90.8%
(3)
非行防止指導の強化
(社会教育課)
○ 青少年育成センターを設置し、犯罪を未然に防ぐために各区・学校から
推薦された青少年指導員169人が、各地区の巡回指導を行った。さら
に、浅間大社の祭典指導、電車内特別指導、県内一斉補導など、長期休み
前や季節のイベントの際にも巡回指導を実施した。また、PTAの会合や健
全育成推進会議などで各地域に青少年声掛け運動への参加を呼び掛け、協
力者には声掛けバッジを配布し、声掛け運動を推進した。
評 価 指 標 H26 H27 H28
評 価 指 標 H26 H27 H28
学校、家庭・地域の連携・協
力の推進
目 標 90.0%
実 績 90.0% 89.0% 89.8%
(2)
「教育の日」の設定
(学校教育課)
○6月に「卒業生一日先生の日」を各校で実施し、卒業生の職業観や、夢
をつかむための取組などの講話を聴き、子どもが自分自身の夢や目標を考
えるきっかけとなった。
○ 「教育の日」の事業として行った市内一斉参加型授業参観は、保護者・
地域に定着してきており、学校教育への理解を深める良い機会となってい
る。
93.0% 95.0%
実 績 92.0%
評 価 指 標 H26 H27 H28
アクションプランの取組強化
目 標 90.0%
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針2 学校・家庭・地域の連携による地域教育力の向上
重 点 施 策 ( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
(1)
「学校力育成会議提言アクションプラ
ン」の推進
(学校教育課)
○平成22年1月にまとめられた「富士宮の学校力育成会議の提言」実現
のために、毎年、具体的な取組をアクションプランとして示している。ア
クションプランとは、教育委員会主要施策の総合的かつ効果的な推進を図
るものであり、学校・教師、家庭・地域、教育委員会ごとに、単年度に取
り組む主な事業を一覧に取りまとめたものである。平成28年度は、69の
施策に取り組んだ。年度当初の校長研修会において、平成28年度の方向
性の共通理解を図るとともに、保護者・地域にもリーフレットを配布し、
学校・保護者・地域の連携・協力により実現できることを伝えた。
「魅力ある学校づくり」委託事業を実施した11校は、自校の教育課題
解決に向けて積極的に取り組み、成果と課題を研究冊子にまとめ、必要に
応じて各校で活用できるよう市内全校に広めた。
92.0% 95.0%
-8- (3)
文化活動の推進
(文化課)
実 績 130回 146回 169回
文化活動事業の開催回数
目 標 120回 135回 140回
○ 市民の文化・芸術活動を推進するため、市民文化祭や市民芸術祭を開催
するとともに、富士山を詠む文学館、富士山への手紙・絵コンクール、富
士山ユースオーケストラ、文化講演会等の事業を行った。また、地域の文
化活動の振興・拡大を図るため、地域文化祭奨励金交付事業、富士宮市文
化連絡協議会補助金交付事業等により、積極的な支援を行った。
これらの事業を実施することにより、文化意識の高揚及び創造性に富ん
だ文化のまちづくりに努めた。
評 価 指 標 H26 H27 H28
23,000人
実 績 21,778人 21,196人 20,158人
評 価 指 標 H26 H27 H28
実 績 17,091人 18,277人 19,080人
(2)
子ども読書活動の推進
(社会教育課)
○ 市民読書サポーターと連携し、幼稚園・保育園での読み聞かせ、小・中
学校や高校でのブックトーク(本の紹介)をはじめ、幅広く読書と読み聞
かせ事業を推進した。参加者数が減少しているのは乳幼児健診時の絵本紹
介活動を28年11月から3歳児検診時のみにしたことや小規模集団への読
み聞かせ活動が多かったことなどによるもので、3年間を通じて活動回数
は維持され、サポーターの活動は定着し、新しい活動場所が年々加わって
いる。読み聞かせ活動の依頼に対応しきれない現状を考えると、今後は、
新規サポーターやサポーター以外で活動の担い手となる人の育成が課題と
なる。
読み聞かせ事業延べ参加者数
目 標 21,000人 22,000人
評 価 指 標 H26 H27 H28
公民館等講座延べ参加者数
目 標 17,500人 大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針3 生涯学習社会の基盤づくりの推進
重 点 施 策 ( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
(1)
学習活動の推進
(社会教育課)
○ あらゆる年代に継続して学習機会を提供するため、公民館、地域学習セ
ンターなどを拠点として、一般成人、高齢者、子育て世代、青少年、親
子、児童を対象とした講座を開講した。学習情報については市の広報誌・
ホームページへの掲載及び地方紙への情報提供のほか、市役所市民ホール
での展示や、生涯学習ガイドブックの刷新など、一層の広報活動に努め
た。働き世代の学習機会を増やすために夜間講座や休日講座を増やしたこ
とで、3年間を通じて講座の参加者が増加した。
○学習成果の発表する場となる公民館まつりは、地域住民との交流を通し
て学習の輪を広げ、生涯学習推進の役割を果たしている。地域学習セン
ター、交流センターを含め10か所で展示や舞台発表が行われた。
○学校・社会教育融合事業は、地域の人材を講師として多様な体験を児
童・生徒に提供するとともに、地域の教育力を高める場として大きな役割
を担っている。平成28年度は、全ての市立小・中学校へ、延べ500回
派遣した。総参加者数は3万6,548人で、3年間を通じて学校での学び
に地域の人材が活用され、学習の成果が活かされている。
○ 公民館ではサークル活動や学習活動の場を継続して提供した。現在、公
民館に替わる施設として、市長部局所管の2つの交流センターが開館して
いるが、交流センター職員にも公民館長会や担当者会などの連絡会へ参加
してもらうことで、公民館同様の学習活動の場が市全体として充実した。
-9-
実 績 16回 9回 13回
実技指導派遣回数
目 標 15回 18回 15回
(5)
富士山世界文化遺産登録活動の推進
(文化課)
(6)
「市民ひとり1スポーツ」の推進
(スポーツ振興課)
○ スポーツ教室及び健康づくり事業並びに市民スポーツ祭等の各種大会・
イベントを開催し、その推進を図っているが、特に、市民が参加しやすい
レクリエーションスポーツ事業である市民レクスポ祭は、平成28年度は
天候にも恵まれ1,050人(平成27年度は1,000人)と増加した。
また、市内13か所に出向いての実技指導は320人(平成27年度は
117人)と対前年度比で増加したものの、減少傾向にある。引き続き、
健康づくり事業や実技指導を実施した。
また、スポーツ教室については、教室数を増加するなど、市民のニーズ
に柔軟に対応するよう努めた。
さらに、区民体育祭及び市民スポーツ祭への参加を促すため、自治会等
の関係団体に対するPR活動を行った。
○ 地域総合型スポーツクラブについては、現在3クラブが、競技スポー
ツ、レクリエーションスポーツ、子供向けの運動など、個々の特色を生か
した様々な活動を展開している。
評 価 指 標 H26 H27 H28
実 績 68人 90人 92人
60人 70人 80人
評 価 指 標 H26 H27 H28
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針3 生涯学習社会の基盤づくりの推進
重 点 施 策 ( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
(4)
文化財保護の推進
(文化課)
○世界遺産富士山の保護・保全を推進するため、史跡富士山の整備とし
て、山宮浅間神社で遥拝所の整備、参道整備、サイン整備、人穴富士講遺
跡で洞穴整備、村山浅間神社でサイン整備を実施した。
また、名勝・天然記念物白糸ノ滝の環境整備として、左岸階段下り口斜
面工事を実施し、平成24年度から実施してきた環境整備の成果を記録し
た『名勝及び天然記念物「白糸ノ滝」整備事業報告書』を刊行した。
史跡富士山の整備に当たっては、人穴富士講遺跡に関わる富士講の歴史
調査を実施し、その成果をまとめた「史跡富士山人穴富士講遺跡調査報告
書」を刊行した。
○国指定史跡大鹿窪遺跡の史跡整備に向けて、その内容を確認するための
発掘調査を実施した。
○埋蔵文化財に関しては、箕輪A遺跡と大室遺跡、柚野辻遺跡の発掘調査
報告書を刊行し、その記録をまとめた。
○文化財を保護し、また、周知するため、指定文化財の樹木の養生、「歩
く博物館」事業、郷土資料館企画展示会や出前講座などを行った。
これらの取組を通して、市民に郷土の貴重な文化財を身近な存在として
感じてもらい、文化財保護意識の高揚が図られるよう努めた。
「歩く博物館」、出前講座等
の参加人数
-10-
92万6,000冊
H28
貸出冊数(第5次総合計画)
目 標 100万冊 100万冊 99万4,000冊
実 績 9 4万7 ,00 0冊
97万3,0 00冊
129,488人
(9)
図書館活動の推進
(中央図書館)
○ 平成28年度は、約3万冊の資料を収集し、個人に対しては約92万6千
冊を貸し出し、136団体に9,493冊を貸出した。
○図書館情報提供システム更新による休館等のため、貸出しが減少した
が、今後、新たな取り組みやPR活動を通じて貸出し増加に努める。
○一般財団法人自治総合センターの助成金により、自動車図書館ひばり2
号を更新した。これまで使用してきたひばり2号は、ミャンマーへ寄贈し
た。
○ 子ども読書活動の推進における学校との連携については、自動車図書館
の巡回(22校)、新入学児童・園児を対象にしたオリエンテーション、
団体貸出、図書館見学(小学校17校・保育園3園)及び職場体験(8
校)、中学生及び高校生ボランティアの受け入れ(延べ115人)を実施
し、図書館への理解と利用をPRした。
評 価 指 標 H26 H27
学校体育施設夜間開放(グラ
ウンド・体育館)利用者数
目 標 140,000人 145,000人 150,000人
(8)
社会体育施設の整備・活用
(スポーツ振興課)
〇 市民体育館、スポーツ広場、芝川B&G海洋センター等の社会体育施設
は、地域ステップアップサービス(有)と、各種スポーツの競技団体であ
る(特非)富士宮市体育協会がグループを組み、指定管理者としてスムー
ズな対応を図っている。
ほとんどの施設が建築後20年以上を経過している中、平成28年度
は、市民プールのろ過機を改修した。外神スポーツ広場では、東側にトイ
レを新設し、西側の既存トイレを全面リニューアルした。また、ふじのみ
やスポーツ公園及び市民プールの周りに外灯を設置し、利用者の利便性や
安全性の向上を図った。
市民体育館等の建物については、公共建築物長寿命化計画の中で、計画
的に長寿命化に努めていく。
○ 学校体育施設の夜間開放事業は、関係者の協力により円滑な活用が図ら
れ、地域住民等がスポーツ活動に利用している。
平成28年度は、12万9,488人(平成27年度は13万3,116人)が利
用した。
評 価 指 標 H26 H27 H28
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針3 生涯学習社会の基盤づくりの推進
重 点 施 策 ( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
(7)
スポーツ拠点づくりの推進
(スポーツ振興課)
-11-
目 標 95.0% 95.0% 97.0%
実 績 94.0% 94.3% 95.0%
(3)
防災教育の推進
(学校教育課)
○ 各学校が「消防計画書」について、児童・生徒の実態、地域の状況等を
踏まえて再検討し、見直しを図れるよう教育委員会で支援した。また、各
学校では、避難訓練を計画的に実施し“自らの命は自らが守る”力を育て
るよう内容を工夫したり、市危機管理局の協力を得て、1学期中に「防災
教育推進連絡会議」を開催した。それらの取組は、学校と地域が連携して
防災教育を推進する意識を高め、災害発生時の対応について共有する機会
となった。さらに、市危機管理局と連携し、学校における防災教育の責任
者である教頭を対象とした「防災研修会」を開催し、富士山噴火に関する
正しい知識の共通理解を図り、教職員の防災意識の向上につなげた。
評 価 指 標 H26 H27 H28
安全確保に関する方策の充実
目 標 75.0% 75.0% 75.0%
実 績 54.0% 70.7% 74.3%
(2)
安全教育の充実
(学校教育課)
○ 交通安全リーダーと語る会、小学生自転車の安全な乗り方大会、トラッ
クとダミー人形を使った交通安全教室を開催することにより、自分の命は
自分で守る姿勢を身に付けさせるとともに、判断力や技能の向上を図っ
た。
交通事故の発生件数は、4年連続で減少し、平成28年度においては、
データとして記録が残っている平成16年度以降、最少の29件であった。
評 価 指 標 H26 H27 H28
小学生自転車の安全な乗り方
大会の参加及び中学校自転車
教室の実施
実 績 63.0% 58.7% 71.3%
65.0% 65.0% 70.0%
評 価 指 標 H26 H27 H28
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針4 安全・安心な教育環境の整備と教育活動の充実
重 点 施 策
( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
(1)
学校情報化の整備
(学校教育課)
○教育機器を充実させるため、教育機器研究委員会において、学校PC教
室の教育情報化推進基本計画を作成した。また、校務支援についても検討
し、出席簿と指導要録の電算化を行った。なお、eライブラリソフト(学
習用プリント)の活用の仕方についても研修会を行い、各学校での取組が
増加している。
デジタル教科書の活用
-12-
15.0% 15.0% 15.0%
実 績 16.1% 22.3% 25.9%
(6)
学校給食の充実
(学校給食センター)
○ 学校給食は、栄養教諭や栄養士が連携して作成した献立を基に、地場産
の食材をできる限り使用するとともに、毎月1回、富士宮の食材を使用し
た「富士宮の日」を実施した。
また、食育に関しては、栄養教諭が学校を訪問し、給食時の指導や「給
食だより」を通じての啓発を行った。
さらに、給食の安全・安心を図るための衛生管理については、全体研修
を行い安全意識の向上に努めるとともに、放射性物質の検査を毎月1回実
施、その結果や食材の産地などを市のホームページで公表した。なお、同
検査の結果、放射性物質は毎回基準値未満であった。
○ 学校給食センターは、平成28年8月に完成、9月に引き渡しを受け
た。平成29年4月の供用開始に向け、平成28年8月に学校給食調理及び
配送業務の委託業者を決定し、安全で安心な給食を提供できるよう準備に
万全を期した。平成29年3月にはオープニングセレモニーを開催し、参加
者に内覧及び試食を行うことができた。
評 価 指 標 H26 H27 H28
地場産品使用率(野菜)
目 標
H28
「市有建築物耐震性能リスト
公表対象建物」による小・中
学校耐震化率
目 標 89.3% 90.0% 90.7%
実 績 89.3% 90.0% 90.7%
74冊 98冊 99冊
(5)
学校施設の計画的整備
(教育総務課)
○ 学校施設の地震対策として、耐震診断の結果、静岡県の耐震基準を満た
していない学校施設については、耐震性能や施設規模を考慮し、優先順位
を付けて整備計画を作成、耐震補強を行っている。
平成28年度は、富丘小学校普通特別教室棟耐震補強工事及び富士根北
中学校屋内運動場の耐震補強実施設計を行った。
また、「市有建築物耐震性能リスト公表対象建物」による小・中学校耐
震化率は、文部科学省基準より厳しい静岡県基準によって、日常使用して
いる建築物の耐震性能Is/Et≧1.0の耐震化率で算出している。) (4)
学校図書館運営の充実
(学校教育課)
○ 司書教諭(学校図書館主任)研修会を2回開催した。1回目は、質の高
い読書について話し合い、公立図書館と連携して読書活動を推進していく
ことを確認した。2回目は、学校図書館運営の成果と課題について話し合
い、読書記録等を大切にしていくことについて研修を深めた。
その結果、読書センターや調べ学習センター、情報センターとしての機
能の充実を目指して取り組む学校が増加している。
80冊
評 価 指 標 H26 H27
評 価 指 標 H26 H27 H28
「富士宮市教育委員会おすす
めの100冊」の蔵書数
目 標 75冊
大項目
富士宮市教育振興基本計画 方針4 安全・安心な教育環境の整備と教育活動の充実
重 点 施 策
( 主 管 課 )
点 検 ・ 評 価
3 教 育 委 員 会 が 管 理 ・ 執 行 を 教 育 長 に 委 任 す る 事 務
85冊
実 績
備考 (1)の評価指標の実績は、教員に対するアンケートの調査結果から算出 (2)及び(4)の評価指標は、「学校力育成会議提言アクションプラン」の目標値
-13-
全体評価
教育委員会の自己点検・評価は、これを行うことによって、「教育委員会の活動」、「教
育委員会が管理・執行する事務」及び「教育委員会が管理・執行を教育長に委任する事
務」について、教育委員自らが再認識できる良い機会として定着した感があり、また、
事務執行に当たる事務局へ直接意見を伝える機会が更に整備されたということからも、
この制度の果たす役割は決して小さくないと思われる。
そのような中で、今回の点検・評価の対象である平成28年度事業は、法的に義務の
ある項目については、引き続き適切に対処できており、学校施設の耐震化など、長期的
な達成目標を持ち、かつ、大きな財源を必要とする事業にあっては、諸般の事情により
一気に進展しないものも見られるが着実に進められている。積年の懸案だった学校給食
-14-
Ⅲ 学識経験者の意見
「富士宮市教育事務点検評価委員」の皆さんに、「自己点検・評価の実施や方法等」、「教
育委員会の実施している事業」、「教育委員会という組織」及び「学校教育、社会教育、文
化振興等」について幅広く御意見を求めた結果、多岐にわたる御意見を頂き、教育委員自
らが点検・評価を行うに際して参考にさせていただくとともに、第三者の目から見た評価・
御意見として、以下のとおりまとめさせていただきました。
大項目1 教育委員会の活動について
大項目2 教育委員会が管理・執行する事務について
教育事務点検評価委員
石川 俊秋
<大項目1>「富士宮市教育振興計画に基づいて」自己点検・評価シートが行われており前年度と
同様の実現度・重要度のランクにマトリックス表が記載されておりわかりやすい。
(1)-ア「教育委員会会議の開催回数」
(1)-イ「教育委員会会議の運営上の工夫」
(4)「教育委員会と首長との意見交換会の実施」
上記3件は、達成又はほぼ達成しており毎月の教育委員会定例会及び臨時会、市長
と教育長との定例会合等連携を図りながら充実した会を続けていただきたい。
(2)-ア「教育委員会会議の傍聴者の状況」
平成 28年度は、傍聴者数が 19人と前年度より 2名増加しており移動教育委員会の
際にも学校関係者の傍聴を促している。今後は、更に市のホームページの活用等市民
が傍聴しやすいよう内容の充実を期待したい。
(5)「研修への参加状況」
静岡県市町教育委員会連絡協議会が開催した教育委員研修会に、3 名参加しているが、
研修会には今後も参加していただきたい。
(6)-ア「学校訪問」
移動教育委員会を計画的に開催できないかを要望したところ、昨年度柚野小・中学
校で移動教育委員会を開催し小中教員の懇談を行った。現場の諸課題の共通理解のた
め今後も計画的に開催してほしい。
<大項目2>
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 25 条第 2 項条文の 1 号から 6 号までの規
定のなかで 13 項目の事務管理・執行をしており教育行政の基本方針の臨時会、教育委員
会事務処務規則の一部を改正する規則制定、各種委員会委員の委嘱、通学区域の内規変
更等実施している。今後も予算・決算等も含め遅滞なく事務執行していただきたい。
教育事務点検評価委員
齋藤 祐幸
<大項目1及び2>-15-
実現度 A・・・達成又はほぼ達成している。(おおむね 80%以上)
B・・・おおむね達成している。(おおむね 40%以上 80%未満)
C・・・達成していない。(おおむね 40%未満)
上記のように明記されたことにより、教育委員会としての達成状況の評価がわかりや
すくなった。
また、毎年書かせていただいているが、点検・評価に書かれる内容については、PD
CAサイクルを念頭にし、次年度へつながるコメントを書いていただきたい。なお、「第
二次富士宮市教育振興基本計画」が策定されたことから、来年度のシートからは、それ
ぞれの評価指標について 5 年後までの「目標」値を年度ごと表示するとともに、終了後
には「実績」値とこれまで実施していなかった自己「評価」として「A」「B★」「B」「C」
等での評価をし、点検・評価欄の下段に付け加えてほしい。なおかつ、それぞれの事業
の進捗状況を見ていく上での指標として、予算措置されていることが前提となることか
ら表中下段に予算額を示していただくことを提案したい。
最後に全般的なことではあるが、誰にでも分かりやすいように難しい教育用語やカタ
カナで書かれていることについては一般の人たちにもわかるように巻末に用語解説を付
け加えてほしい。
まず、自己点検・評価シート大項目の1 教育委員会の活動についてであるが、
(1)-ア「教育委員会会議の開催回数」と内容について
昨年も気が付いたことであるが、移動教育委員会等も定例会の一部であると思われ
るので、「富士宮の教育」(4 頁~5 頁のところ)にも内容を掲載してはどうか。
(1)-イ「教育委員会会議の運営上の工夫」
教育委員会としては学校現場へも積極的に出向いて現状視察する責務があると思わ
れるので、移動教育委員会は、年間を通じて何回か実施していく必要がある。今後も
学校の実情を把握するために、所管する小・中学校をバランスよく訪問することが必
要である。
(2)「教育委員会の会議の公開、保護者や地域住民への情報発信」
これまでいくつか発信の方法について提言してきたが、新たな試みとして「広報ふじ
のみや」や富士宮市ホームページ等に「教育委員の教育に対する思いや意見」「教育委
員の活動のページ」などの場を設けるなどして公表を行ってはどうか。
(4)「教育委員会と首長の連携」
平成 29 年度からの「第2次富士宮市教育振興基本計画」策定に当たり、教育委員と
の色々な調整が行われたと思うが、「総合教育会議」も含めて、首長との話し合い等が
どのように行われているのか内容の記述がほしい。
(5)「研修会への参加状況」
昨年とさほど実施内容に変化が見られないと思うが、実現度が「B」から「A」と
なっている。このことについてどのようなことが評価の対象となったのか記述がほし
い。また、県の研修会への参加だけでなく、教育の喫緊の課題解決のために、先進的
な取組を行っている県外自治体の視察や市内の保育園と小・中学校を視察研修するこ
-16- (6)-ア「学校訪問」
毎年書かせていただいているが、現場の意見を反映するため市内の全小・中学校を
年1回は訪問するようにしたい。
(6)-イ「所管施設の訪問」
一昨年は「きらら」、昨年は「大富士交流センター」、今年は「学校給食センター」な
ど新しく設置された施設を訪問しているが、ただ見学するだけでなく今後学校・教育施
設の在り方を検討していく上での素材の一つとして生かしていっていただきたい。また、
施設の実情を知るために新しい施設だけでなく、古い施設も視察して現状把握をすべき
である。
平成 28 年度までの「富士宮市教育振興基本計画」は、4 章に方針 1 から 4 まであり、
29 年度の「第2次富士宮市教育振興基本計画」についても同様のようである。このこと
について、29 年度以降の全体的な点検・評価指標の体裁としてのお願いであるが、評価
指標の「題名」がそれぞれの課が、重点施策として挙げている項目について各課で議論
して、できるだけ主要な内容を指標として掲載してほしい。
特に%で出ている数値については出所が分かりにくいので、できるだけ単純明快にわ
かるような「人数や回数」など評価のしやすい項目を指標としてほしい。
平成 28 年度の自己点検・評価報告書から下段に備考として「評価指標」の根拠を示し
ているが、これだけではどんなアンケート内容から抽出したのか分からないので、誰も
が分かるような示し方が必要だと思われる。次年度は、教育委員会が考えた評価として
どのくらいに値するのか、年度ごとに分かるように数値やランク(A,B,C)などで目標、実
績の下に記入して示してほしい。
大項目3 教育委員会が管理・執行を教育長に委任する事務について
教育事務点検評価委員
石川 俊秋
評価指標を設定し目標と実績を%で示しており前年度との比較がわかりやすい。<方針1>
(1) 確かな学力が育つ授業の充実
評価指標(「学び合う授業」の充実)とあるが、もう少し具体的に授業内容の視点が
どこにあるのかわかりにくい。
(2)「富士山学習PARTⅡ」の充実
第 19 回目となる「富士山学習PARTⅡ」は、世界遺産センターが平成 29 年 12 月
23日オープンすることにより更なる学習の場も増えると思われるので継続してほしい。
(3) 道徳教育の充実
児童・生徒が良好な人間関係を築き人間としての気高さや「生きる喜び」を学ぶた
め道徳資料「富士山をこころに」を今後も活用していただきたい。
-17-
新体力テストの結果、小・中学生男女とも多くの種目で県平均値を上回っており、
食育・健康教育、体育活動等生活習慣が改善するよう取り組んでいただきたい。
(6) 教職員の資質の向上
学校組織マネジメント力を「富士宮市教職員研修指針」により明確に示した研修の
方向性と在り方を共有化し各種研修会を計画的に実施しており、教職員の力量、資質
向上により児童・生徒にも即影響があるので今後も実施することを期待したい。
<方針2>
(1)「学校力育成会議提言アクションプラン」の推進
「魅力ある学校づくり」委託事業は 11 校になり昨年度より 4 校減少しており、研究
冊子の活用を更にしてほしい。平成 22 年 1 月の「富士宮の学校力育成会議の提言」実
現に向けたアクションプランを具体的に示し、平成28 年度69の施策に取り組んでい
る。学校・地域・保護者との連携により学校力育成を進めていただきたい。
(3) 非行防止指導の強化
青少年指導員の活動は犯罪予防にもつながり、青少年健全育成には必要なことと思
われる。指導の中で街頭補導・県内一斉補導の字句があるが指導という字句にできな
いか。又声かけ運動のあいさつも含めて学校内では児童・生徒はあいさつができるが
道路その他ではできていない。
声かけ運動参加者数が目標値を上回り年々増加しているので今後も声かけ運動の推
進を図っていただきたい。
<方針3>
(1) 学習活動の推進
学習機会を提供するため公民館等各種施設を利用し、誰でも講座を受けられる環境
づくりがあり、夜間、休日の開催も工夫検討実施し受講者も増加している。公民館ま
つりでの地域住民との交流、市長部局の2つの交流センターも公民館同様学習の場が
あり、今後も学習活動の推進を図っていただきたい。
(4) 文化財保護の推進
世界遺産富士山保護・保全のため、史跡整備を進めており、完成、完了後も市民・
県民にPRしてほしい。また、「歩く博物館」事業も更に計画的に進めていただきたい。
(5)「市民ひとり1スポーツ」の推進
市民スポーツ祭は、NPO法人富士宮市体育協会に加盟している各競技団体が主管
して実施し、昨年度37回目を迎えており、毎年度10,000人余りの参加者がある。今
後も継続し参加しやすい大会にしていただきたい。市民レクスポ祭、スポーツ教室も
多数開催し、今後も市民ひとり 1 スポーツの推進を図っていただきたい。
(8) 社会体育施設の整備・活用
富士宮市体育施設の管理運営は、平成 26 年 4 月 1 日から地域ステップアップサービ
スとNPO富士宮市体育協会がグループを組み指定管理者として対応している。ほと
んどの施設が 25 年以上経過しているので改修修繕は計画的に行い、利用者に不便をか
けないように努めてもらいたい。
<方針4>
(2) 安全教育の充実
1年生の正しい歩行の仕方、安全な自転車の乗り方、交通安全リーダーと語る会、
自転車乗り方大会等交通安全教室を開催することにより交通事故の抑制につながって
-18-
も交通安全教育を充実させ事故件数を減らすため交通安全教室等を継続していただき
たい。
(3) 防災教育の推進
9 月の総合防災訓練、12 月の地域防災訓練に小中学校の児童・生徒も参加しており、
防災について熱心に耳をかたむけている姿が多くみられる。各学校の「消防計画書」
を地域の実情に合うよう再検討するための教育委員会の支援と「自らの命は自ら守る」
を今後も続け、防災意識の向上を図っていただきたい。
(6) 学校給食の充実(学校給食センター)
富士宮の食材を使用した「富士宮の日」を毎月1回実施しており野菜の評価指標の
目標値より多い実績が 25.9%となっている。今後も地元の食材を使用してほしい。
新学校給食センターが、平成 29 年 4 月から供用開始しており、調理及び配送を含め、
安心安全な学校給食を提供できるよう期待したい。
教育事務点検評価委員
齋藤 祐幸
全体に言えることであるが、大項目3の点検・評価の各表について「%」で記載されて
いる年度目標・実績については、出所根拠をはっきりと明示すべきである。
次に「大項目3 教育委員会が管理・執行を教育長に委任する事務」のうち「方針1 確
かな学力と心をはぐくむ学校教育の推進」であるが、(1)~(7)については、評価指標基
準となるものを明確にすることと点検・評価のコメントをPDCA(「Plan 計画」→「Do
実行」→「Check 評価」→「Act 改善」)サイクルの循環が明確にわかるように検証して書
いていただきたい。特に、評価並びに次年度への改善・展望についてコメントしてほしい。
(1)~(3)、(5)、(6)については、前年度より実績を上回っていることは評価できるが、
最終の目標値には達していない。教育委員会としての評価がほしい。(A、B、Cなど)
(4)、(7)については、実績が下がっているので、評価ということで理由を書いてほしい。
「方針2 学校・家庭・地域の連携による地域教育力の向上」
(1)~(4)については、評価指標基準となるものを明確にすることと点検・評価のコメン
トをPDCAサイクルに基づき検証して書いていただくとともに、評価並びに次年度
への展望についてコメントしてほしい。
(1) 「学校力育成会議提言アクションプラン」の推進では、74 から 73、69 となったアク
ションプランの内容も知りたいし、26年度委託事業の計画は12校、27年度は15校、
28 年度は 11 校となって減少しているため、評価ということで理由を書いてほしい。
(2) 「教育の日」の制定でも、昨年より実績が下がっているので、評価ということで理
由を書いてほしい。
(3)~(4)については、前年度より実績が上回っていることは評価できる。ただし、「声掛
け運動参加者数」の場合、これまでに「バッチ」をもらい登録した人数だけの集計で
あるならばあまり意味がなく、実際にいじめなどの非行の件数等も減り、学校等が落
ち着いて運営できているかどうかが指標の基準となると思われる。(4)については、不
登校が減り少しずつでも学校へ登校したり働ける者が増えるように引き続き支援して
-19- 「方針3 生涯学習社会の基盤づくりの推進」
(1)~(9)については、評価指標基準となるものを明確にすることと点検・評価のコメン
トをPDCAサイクルに基づき検証して書いていただくとともに、評価並びに次年度
への展望についてコメントしてほしい。
(1) 学習活動の推進では、「公民館等講座延べ参加者数」が指標であるが、平成 27 年度、
28 年度と目標値を超えていることは素晴らしいことだと考える。ただし、駅前交流セ
ンター「きらら」、大富士交流センターはあくまでも施設が市長部局所管なので、利用
人数は別枠として参考程度にとどめ、利用者数を延べ人数からは除く必要がある。こ
れが市全体としての文化振興に係る点検・評価ならばよいと思われる。
(2) 子ども読書活動の推進では、「読み聞かせ事業述べ参加者数」が指標であるが、市教
委でも力を入れて実施している事業であるので、27 年度、28 年度と徐々に参加者数が
減少していることが気にかかる。
(3) 文化活動の推進では、評価指標の「文化活動事業の開催回数」が指標となっている
が、回数だけでなく、参加者数も気にかかるところである。事業内容は3年に1回程
度はスクラップ&ビルドしていく必要がある。そのための資料として、市民ニーズの
把握のために3年に 1 回程度文化意識調査を実施していく必要もある。
(4) 文化財保護の推進では、「歩く博物館」、出前講座等の参加人数が、年々増加し、目
標値を達成した。今後も 12 月に開館する富士山世界遺産センターもうまく利用しなが
ら、市が文化財への興味が持てるような事業を展開していく必要がある。また、今後
も引き続き世界遺産富士山に関わる調査研究を実施していく必要がある。
(6) 「市民ひとり1スポーツ」の推進では、実技指導派遣回数が9回から 13 回に増加し
たが、「富士宮市の教育」によると市民スポーツ祭では、種目が2つ増えたにもかかわ
らず、参加者数が減っていることなど盛り上がりに欠けていることが気にかかる。今
後、2020 年に東京オリンピック・パラリンピックがあることから、これに向けて市民
のスポーツへの関心を更に醸成すべきである。
(7) スポーツ拠点づくりの推進が削除されているが、29 年度中に新たに国際大会等の誘
致・開催という施策が設けられたことから今後これに期待したい。
(8) 社会体育施設の整備・活用では、27年度より「夜間利用者数」の利用者数の減少が
みられる。現状として施設については老朽化が考えられるので、施設管理には十分に
配慮していく必要がある。
(9) 図書館活動の推進では、平成 28 年度に図書館情報システムの更新による休館もあっ
たことから残念ながら「貸出冊数」の減少がみられるが、更新が完了したこともあり、
図書館や学校の図書室等も今まで以上に連携を取り、本の利活用に努めていく必要が
ある。ただし、ここでも(1)と同様に教育委員会の点検・評価なので市長部局で実施し
ている場所での本の貸出冊数については、別枠として参考程度にとどめ置き、冊数を
カッコ書きするなどして除く必要がある。
「方針4 安全・安心な教育環境の整備と教育活動の充実」
(1)~(6)については、評価指標基準となるものを明確にすることと点検・評価のコメン